利確と損切りについて悩んでる方は多いですよね。。
利確については「伸ばすこと」が正義とされる風潮のなか曖昧な基準で行なってしまっている人がほとんどだと思います。
しかし、ご安心を。
そんな方々に一矢報いるために本記事があります。
今回紹介するのは、私自身が10000時間相場と向き合ってきた中で「シンプル」かつ「誰でも使いこなせる」、利を伸ばす上での必殺技のようなものです。先に触れておくと必殺技とも言える極意は2つあります。
最後まで目を通していただいて、是非とも今日から相場で実践していきましょう!
本記事は以下のような方にお勧めです。
・利確の基準がいまいち、、な方
・利を伸ばそうと思っても伸ばしきれない方
・まずまずで勝てるようになってきたけど、なんか勝ちきれない方
・純粋に利確を極めたい方
PS:3分で読み切りたい方は「利確の極意」のみを拝見ください。
利確上達の大前提
「利確が下手だな、、」「利確を極めたい!」と思う人は星の数ほどいますが、なぜか利確ってなかなかうまくならないですよね。上手く利確できたと思ってもその時と同じような利確をするまでに損切り貧乏になってしまったり、純粋に難しすぎてこまめに分割決済をしていたりと。
しかし、ここで断言します。
利確はきちんとした手順を踏んでいけば、100%上手くなります。
ですがこの手順が間違っていると何をやってもランダムウォークに翻弄されるだけです。
ではその手順に必要な絶対条件を2つ、解説していきますのでどうぞ。
再現性
一つ目の条件として大切なのは言うまでもなく【再現性】です。
その利確方法に再現性があるかどうか。ここが本当に大切になってきます。
たまたまグリップ強めでガチホしていたポジションが急騰落により爆益を産んだとしても、そのトレードが年稀に見る回数でしか行えないのならば意味がありません。
「利確しようか迷っていたけれど、メンタルと色々葛藤して情報収集しまくってなんとか上手く伸ばせたトレード。」これも一見良さそうに見えるかもしれませんが、利確しようか「迷っている」時点で「メンタルと葛藤している」時点で次回以降も同じように上手く利益を残し続けられるかと言うと、おそらく無理を極めるでしょう。
再現性とは、自分の状態どうこうに関係なく、相場において繰り返し起きている定例的な事実です。
自分の手法を何百、何千回と検証した上である一定期間のうちに一定の回数は出現するようなパターン化した利確ができなければ、継続的にFXで利益を上げることは不可能です。
こうした利確方法を見つけ出すコツは、手法検証の際に利確パターンを一つに絞らないことです。1つの手法に対して最低でも4〜5個は異なった利確方法に分けて個別で検証することで、何がその手法にとって最善の再現性の高い利確方法なのかが見えてくると思います。
シンプルかどうか
二つ目の条件は「シンプルかどうか」です。
これも如いては再現性につながるものでもありますが、再現性と並び重要な【継続的に実行可能なトレード】を行い続ける上で非常に重要になってきます。
なぜならば、いくら再現性のあるトレードであったとしても、利確条件が複雑であると継続し続けるのが困難になってしまうからです。小学生に説明しても理解してもらえるようなシンプルさを最初から定めておくことで、運用成績が悪化した時でも、メンタルが不調な時でも、日常生活が忙しい時でもブレることのない一貫した利確が可能になります。
ただ目先のトレードで結果を残すのではなく、毎年コンスタントに勝ち続けるためにはシンプルなトレード、シンプルな利確は不可欠です。
以上2点が利確上達のために最低限抑えておくべきポイントとなります。
ここからは具体的な利確のテクニックについて極意ともいえる方法を伝授していきますので、ぜひ最後まで読み切って習得していってくださいね。
利確の極意①
まず最初に伝授するのは、【ダマシシグナルのV計算】です。
え、どういうこと?
と思われる方もそうでない方もこれは本当に使える利確方法なので覚悟して聞いてください。
本ブログでも前回に利確方法の一環として、V計算については触れていたと思います。【もう迷わない!】FXの利確と損切りを最短で上達させる方法。
しかし、そのV計算の中でも【ダマシ】の値動きを利用したV計算が、私自身の経験を踏まえて到達確率の高いV計算値となっているのが要です。
ではここで話をシンプルにします。
皆さんご存知の「ダマシ」とは一体何か?
ここが曖昧になっているとこの利確方法が曖昧になってしまうのでここから始めます。
ダマシと聞くと思い浮かぶのは、
「長いヒゲ付きのピンバーを割った時」「ダブルトップを超えてきた時」、、などなど
色々あるかと思いますが、本記事では以下のようにダマシを定義します。
ダマシとはテクニカル的に逆方向のシナリオが見えた時に、そのシナリオを否定するような本来の方向の強い値動きのこと。
方向感が掴みにくい方はこちらの方がしっくりくると思います↓↓
買い方向のトレンド発生時に、絶好の売りシグナルが発生し「売りのシナリオ」が見えたが、それを否定するような強い買いが発生して売りシグナルをブレイクして上抜けていく値動き。
売り方向のトレンド発生時に、絶好の買いシグナルが発生し「買いのシナリオ」が見えたが、それを否定するような強い売りが発生して買いシグナルをブレイクして下抜けていく値動き。
具体的なチャート例を載せておきますね。
いかがでしょうか?
両方とも一見すると強い売りが発生した局面ですが、直後強い買い圧力の発生で「強い売りの値動き」自体がダマシとなっていますよね。
これ以外にもちろんピンバーなどの有名どころに対してV計算というのも全然アリです。しかし上2つの例のように、単純に逆方向に強い値動きが発生しており、それを否定するような本来の方向の強い値動きも十分にダマシの値動きと言えますよね。
そしてなぜ、数ある計算値の中でV計算をお勧めするのか。
それは到達確率が最も高いからです。相場は基本的にオセロのような仕組みをイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。買いのターン、売りのターンが双方あるなかで形勢が逆転するとき、片方のポジションは全て優位な方向への養分となり、オセロでいう白が黒に挟まれて黒に変わるかのように、ダマシの値幅分は優位な方向に伸びることが多いのです。もっとも、ほとんどの場合でV計算値に到達すると、余程の外部要因がない限りは進行方向への燃料切れとなり、調整の値動きに移ることが多いのも大きな理由の一つです。さまざまなFX書籍でも取り上げられているように、「逆サイドのポジションをどう活かすか」がスムーズに利を伸ばす上で最重要となってきます。
利確の極意②
次にお伝えするのは、【等波動間隔】です。
こちらはあまり世間では露出のないオリジナルの利確方法なのでぜひここで身につけて使いこなしてください。
等波動間隔とは??
先にわかりやすく説明すると皆さんご存知の「エリオット波動」という波動理論が世の中にありますよね?エリオット波動の詳しい理論は知っていてもいなくてもどちらでも良いのですが、以下の要項だけ抑えてあれば十二分です。
相場には、【推進波】と【修正波】がある。
「推進波と修正波」は、「アクション波とリアクション波」また「主導と応答の値動き」とも言ったりします。
これらからイメージが湧く方もいるかと思いますが、推進波は値幅を大きく動かし相場にトレンドを生むような波動のことを指し、修正波は推進波の行き過ぎを調整したり横ばいに動いたりなど主にレンジを作るような波動のことを意味します。
これで推進と修正の意味は理解できたと思います。
では本題の。。【等波動間隔】
何が等しいのかというと、【推進波】と【修正波】の【横軸の間隔】です。
そうです。横軸の時間間隔が等しいポイント。
ここをうまく見定めて利確を行うというのが、利確の極意②の全てです。
使い方としては以下の通りです。
【推進❶】:【修正】:【推進❷】=1:1:1 となるように横軸を見極めて、いわゆるN波動の伸びたところ(推進❷)で利確。
ただし、注意点があります。
それは何かというと「シビアになりすぎないこと」です。少し「等間隔」という言葉とは矛盾しているかもしれませんがとにかく細かすぎない「マイルドな等間隔」を意識することがとても重要です。以下に実例を載せておきます。
ちょっと待った。だいぶ修正波だけ広くない??
と思った方に朗報です。
この利確方法の最大ポイントは「N波動をしっかり捉えること」にあります。つまり何が言いたいかというと、利確をするときに「横の時間軸が等波動間隔」かつ「縦の値幅で見てもN波動と認識できる」この2つの条件を満たしたら利確を行って良い水準にきたということです。
縦軸ばかりを追っていて、横の時間感覚が抜けてしまっていると、せっかく伸ばせたのに結果論としてチキン利食いをしてしまったという事態になりかねませんよね。。
この【等波動間隔】という利確方法はその点においてとても優れものなので、ぜひ意識して使いこなしてみてください。
おっと。ここで最後に使いやすい等波動間隔を残しておきますね。
最も使いやすい等波動間隔は、【週ベース】or【日にちベース】。
【推進】:【修正】:【推進】=【1週間】:【1週間】:【1週間】
週ベースとは、【推進】:【修正】:【推進】=【1日】:【1日】:【1日】
日にちベースとは、このリズム感にうまくポジションを乗せることができれば、利益を最大限に合理的に伸ばすことが可能です。
まとめ
ザッとここまで来ましたがいかがだったでしょうか?
「利確の手段としてこれが正しい。」というような方法論は人それぞれです。この方法がマッチする方もいるでしょうし、上手く活かしきれない方も少なからず存在します。
しかし、冒頭でお話ししたように、【再現性】と【シンプルさ】を兼ね備えた利確方法をいくつかに絞った上で、個別に検証を重ねていけば自分の手法に最適化した最大限の利益を残していける、卓越した利確方法に出会えるはずです。
少し思ったよりも時間はかかるかもしれません。
でもむしろ、一歩ずつ着実に、時間をかけていいと思います。
手探りで検証した分だけその利確方法は信用できますし、更なる上を目指すときに、盤石な基盤となってくれます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
本記事が皆さんの利確上達の足掛かりとなれれば幸いです!成功を祈ります。