FXと株の違いが5分でわかる!【向いてる人は?どちらが儲かる?】

本記事は以下のような人にお薦めです。

・投資を始めたいけど「株」か「FX」で迷っている

・難易度や儲かる方を比較検討してからはじめたい

・投資資金の都合で選びたい

「投資」と聞くとまず株が思い浮かぶ人が多いと思います。私自身も最初はFXなんてものは全く知らずに、投資といったら「株」や「不動産」といったワードくらいしか頭にありませんでした。。。タイトルにある通り結論からザッと5分で把握できる内容となっていますので、通勤時間やちょっとしたテレビCMの間にサクッと読んでいただけると思います。

ではいきます。

目次

FXと株の違いを徹底比較!

まず初めにザックリと表でまとめましたので、違いを確認しましょう。

FX
資金効率とても良いレバレッジは最大25倍普通信用取引であれば最大3.3倍程
リスクとても高いスタンダード
難易度とても難しい難しい
投資対象通貨数十種類企業の株式数千社
取引時間平日ほぼ24時間平日9時〜15時
必要資金数千円〜数十万円〜

では、それぞれの項目を細かく解説していきます。

資金効率を比較

資金効率とは簡単にいうと、どれだけの自己資金で投資対象の資金をどれだけ動かせるか。つまりはレバレッジをどれだけかけられるかということに直帰します。要するに資金をいかに効率よく運用できるかです。

レバレッジをわかりやすく数字で解説すると、以下のようになります。

レバレッジ1倍100円で100円分の投資ができる

レバレッジ3倍100円で300円分の投資ができる

レバレッジ25倍100円で2500円分の投資ができる

FXでは最大25倍のレバレッジをかけれます。海外FXなら最大1000倍なんてとこもあります。

それに対し株では信用取引ならば最大3.3倍かけることができ、現物取引ならばレバレッジをかけることができません。

また一つの注意点として、レバレッジ自体は常に一定の倍率でかかっているわけではなく、多くの場合は取引量に応じて後から決まるものです。イメージとしては「レバレッジをいくらかけようか」ではなく、「取引量を決定して後から計算したらレバレッジは何倍だった」といった感じです。

レバレッジについてはこちらの記事を参考にしてみてください。FXとは?

リスクを比較

リスクについて。これは間違いなくFXがダントツで高いといえます。なぜならばレバレッジが高いからです。

これはFXに限らず、投資の三大原則ですがご存知でしょうか。「ハイリスクハイリターン」「ミドルリスクミドルリターン」「ローリスクローリターン」の3つ。何が言いたいかというと、投資を行う上で得られるリターンと請け負うリスクというのは表裏一体ということです。

FXは株に比べ、得られるリターンが大きい反面、請け負うリスクも大きくなるというのが通説です。

取引を行う上で資金管理をしっかりし、リスクと向き合う、言い換えるとリスクを完全にコントロールすることができなければFXは本当に危険な投資になります。「元本割れ」なんて可愛げのあるものでなく、元本全て吹き飛びます。下手したら追証といって借金を抱える人もいるくらいです。

ここまで聞くと「うわ、FX絶対やめとこ、、」となりますが、元本を吹き飛ばしたり、追証になるのは完全に完璧にトレーダー自身の失態です。行動すべき時に損切りしなかったツケです。ただ単に基本的なリスク管理が行えて、きちんと損切りをしていれば借金なんてまずありません。一貫した資金管理と取引ルールを守っていれば元本が吹き飛ぶこともまずないです。

ただ株自体と比べるとレバレッジで大きく稼げる分、リスクも大きいということは覚えておきましょう。

難易度を比較

難易度を比較すると、FXの方がやや難しい傾向にあります。これはなぜかというと、FXの方が短期的な取引であることが多いからです。

株の基本的なトレードは「バイアンドホールド」といって、株を買ったらある程度の長期間で保有し、配当や株主優待を受けながら株式自体の売買差益を狙っていくのが基本です。それに対しFXはスワップポイント(株でいう配当のようなもの)狙いで長期間ポジションを保有するというトレードはほとんどなく、値動きに対しての為替差益を狙っていくトレードが基本で、多くの場合1回の取引が1日以内〜1週間程度で終わります。

これも投資特有の性質ですが、一般的には難易度は以下のようになります。

取引期間短期取引中期取引長期取引
難易度難しいやや難しい普通

正直なところFXで利益を上げようと思ったら、1日〜1週間程度に1回の取引回数で勝てるようにならなければキツイです。そのため株よりも難しいという結論になります。

ですが、株自体にも長期ではなくデイトレードがあります。この株のデイトレードとFXのデイトレードを比べるとなるとどちらが難しいかというのは一概には判断できません。

投資対象を比較

FXの投資対象は各国の通貨です。皆さんがおなじみの日本円から米ドル、ユーロ、ポンドなど数十種類の通貨の売買差益を狙うのがFXです。それに対し株の投資対象は企業の株式です。上場している企業の株式を売買し、企業成績の変動による売買差益を狙います。

これを聞くとFXの場合、「どの通貨に投資しようか」と次に考える人が多いですがこの疑問は少し的がずれています。株式の場合、長期の取引であることが多いので企業の業績や経済状況などを活かした取引が可能ですが、FXの場合は短期になればなるほどチャートパターンの値動きを中心とした分析が基本となります。そのため、「どの通貨を選ぶか」という視点ではなく、自分の決めた通貨ペアで「どういう値動きをしているか」を主体として投資していく、投資というよりは利益をあげるゲームといった方が近いかもしれませんね。

投資対象を「選ぶ」のが株。

投資対象を決めて「為替差益を狙う」のがFX。

取引時間を比較

ご存知の通り、FXは早朝のFX会社の数十分のメンテナンス時間を除けば、24時間取引できます。

それに対し株で日中取引できるのは9時〜15時の間です。

そのため、平日の日中に仕事がある人は株でデイトレードを行うのは厳しいです。この点からしても、株を行う際にはある程度の長期取引を前提とした投資が基本となります。

FXも24時間取引はできますが、値動きが活発になる時間は限られているため、「いつでもどこでも自由に」投資が行えることは確かですが、利益を上げるために1日のうちで取引する時間、チャートを見る時間を決めておくのが一般的です。

FXの取引時間についてはこちらの記事がお勧めです。FXと時間帯【癖と特徴をわかりやすく解説!】

必要資金を比較

投資において必要資金を決めることは最重要項目です。

前提の前提として、投資は余剰資金、生活に支障のない範囲で行うのが基本です。聞き飽きた言葉かもしれませんが、鼓膜が壊れるほど聞いても過剰ではないくらい大切なことです。

FXは最低数千円からスタートできます。

株の場合は数十万円からスタートというのが相場です。

なぜこれほど必要資金に差があるかというと、レバレッジが違うからです。

仮にFXと株が各々で最大レバレッジで取引したとすると、FXは4万円の投資で100万円分の投資ができ、株は30万円の投資で100万円分の投資ができる。単純にレバレッジの観点から比較するとこのようになります。

これだけ見ると、「FXすげえ、」となりますし、FXの方が資金効率がいいのは明らかです。

でも世間一般で言われているように、資金効率がよく、稼げる反面、リスクも大きいですし、難易度も高めということは心に留めておきましょう。それらの障害を振り払ってでも稼ぐ覚悟がある人には、FXは資金効率この上ない優位な投資です。

FXと株の向き不向きは?

FXに向いている人と、株に向いている人をまとめました。

FXに向いている人

  • 資金が少ない人
  • 日中忙しくて時間が取れない人
  • 短期的にお金を増やしたい人
  • 値動きに対して冷静さを保てる人

株に向いている人

  • 中長期的に資産を増やしたい人
  • 特定の企業や業界に詳しい人
  • 流行を追ったり、世の中の動向を分析したりするのが好きな人
  • 企業の財務分析ができる人

向き不向きはもちろん大切ですが、「熱意」や「好奇心」がある方を選ぶと長く続けやすいし、意義を見出しやすいので私はお薦めです。

好きこそ物の上手なれ。

これに尽きます。

まとめ

FXと株の違いについて解説してきました。個人的な見解として、投資を一種の資産運用としてこれから始める人はFXでも株でもどちらでも良いと思います。投資をアクティブな資産運用、ゆくゆくは今の仕事をやめたり、新たな生活スタイルを手にするために始めるのであればFXが優位であると私は思います。

「投資で稼ぎたい」と思ってから実際に成果が出るのは、皆さんの想像以上に歳月がかかります。

知識を司り、時間をお金にかえることができるのが投資の最たるものだからです。

これでもかというくらい失敗しても失敗に終わりが見えないくらいの失敗をします。

ただそれだけのリスクを享受してなお、この世界で勝ち上がる覚悟があるのならば、FXでも株でも難易度どうこうはあまり関係ありません。

まずは準備ばかりで足踏みしていても始まらないので、自分の直感を信じましょう。情熱を注げる方を選ぶべきです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

本記事が皆さんのはじまりの投資ライフの、一助となれば幸いです。

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この記事を書いた人

FX歴5年目の現役FXトレーダー。10000時間以上相場と向き合った経験と知識を発信中。FXで生き残るためのインプットがこのサイト1本で完結するような、“勝ち組の終着点(=ターミナル)”を完成させることを信念としている。

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