本記事では、FXの知識がゼロの方に向けて、とても分かりやすくFX取引の一連の流れがわかるように解説してあります。読み終わる頃には、FXの全体像が見えていることでしょう。
FXとは?
FXとは、一言であらわすと「外国為替証拠金取引」の略です。
外国為替を英語になおすと「Foreign exchange」となるため、この頭文字をとっただけと覚えるとなじみやすいですね。
世界にはさまざまな通貨があります。ドル、円、ユーロ、ポンド、などなど。
まず前提として2つの通貨間の取引を行うのがFXになります。
取引の過程をわかりやすく例えると。。
ある日Aさんがみかんを1個50円で購入しました。
すると翌日みかんが1個100円に値上がりしていました。
それを見かねたAさんはみかんを1個売ることにし、差額の50円を儲けることができました。
FXの場合は、みかんがドルや他の通貨にかわっただけです。
Aさんが1ドル50円の時にドルを買います。
翌日1ドル100円となっていたためドルを売り、差額50円を儲けることができました。
2つの通貨の差額で利益を得る。思ったより簡単じゃないですか?
実際に米ドル円で考えてみましょう。
現在のレートから上がると思ったので、買いで入ります。
実際に1円上がったのでその差額分が取引量に応じて利益となります。
逆に、現在のレートから下がると思えば売りで入ります。
実際に1円下がったのでその差額分が取引量に応じて利益となります。
まとめ
まとめると、FXは買いと売りのどちらからでも取引ができるので、チャンスの多い金融商品だといえますね。
次の項目では、もう少し詳しくFXの特徴について探っていこうと思います。
ぜひ最後までお付き合いくださいね!
FXの魅力8選!
- 少ない元手で取引できる
- 取引コストが安い
- 24時間取引できる
- 買い/売りの両方から取引できる
- レバレッジの自由度が最高クラス
- 注文方法が多彩
- 銘柄数が少ない
- 世界経済に詳しくなれる
少ない元手で取引できる
「投資を始めてみたいけど、いきなり数十万円から始めるのは抵抗がある、、、」
こう思われる方は意外と多いのではないでしょうか?
私自身もはじめて投資の世界と出会った時は元手の少なさがとてもネックでした。。
結論からいうと、FXは1000通貨対応の会社であれば、5000円程度から始めることが可能です。
そうです。飲み会一回程度と変わらない金額からFXにチャレンジできます!
今月のサブスクや、ちょっとしたお小遣いを省く感覚からスタートできるのです。
1000通貨対応でない会社であっても、株や投資信託を始める時のように数十万とかからず、1万円程度で始められるところがほとんどです。
取引コストが安い
「取引コスト」と聞くとあまり馴染みがないかもしれませんが、簡単にいうと「手数料」です。
例えば海外旅行に行く際、日本円を1ドルにする場合(出かける時)と1ドルを日本円にする場合(帰る時)とで1ドルにつき5〜6円単位で手数料がかかってきます。
つまり、ドルを買ってすぐ売っただけなのに、5〜6円の損をしてしまいます。
そのなかでFXは、ドル円であればなんと、1〜2銭の値段の差。
買いと売りの値段差がここまで縮小されているのです。(ちなみに1銭=0.01円です)
すごいですよね。。旅行と比べると200〜300分の1の差。外貨預金などと比べても100〜200分1のコストで取引できでしまうのです。
24時間取引できる
いつでもどこでも取引できる。これこそが最大の魅力!と言っていいほどの魅力ですよね。
特に取引が活発になる時間は夕方から夜にかけてが多いですが、取引所が開いている時にしかできない株などとちがって、基本的には24時間取引が可能です。
そして、ネット環境やWiFiがあれば、スマホでもタブレットでも、もちろんPCでも。出先や隙間時間、ベッドの上でリビングで、手のひらの中で取引できてしまいます!
このような圧倒的自由度を誇る投資で、FXの上をいくものは、ほとんどないといっていいくらいです。
買い/売りの両方から取引できる
買いと売り両方と聞くと難しいと感じる方は、今から「上がる」と思ったら「買い」、「下がる」と思ったら「売り」。というようにゲーム的な感覚で捉えるとわかりやすいかもしれません。
景気の良いときや、成長局面にチャンスの多い株やその他の金融商品と比べて、FXは自分の手法を確立しさえすれば経済に左右されず利益を出し続けることが可能です。
世界経済がどんな局面でも、儲けることが可能というのはとても魅力的ですよね。
レバレッジの自由度が最高クラス
レバレッジとは簡単にいうと「てこの原理」です。
かけられる倍率によって動かせる資金が変わってきます。
現在、国内FXでは最大25倍。海外FXでは最大で約1000倍程度のレバレッジをかけることが可能です。
ここで2点ほど注意点をあげると、
まず1つ目は、レバレッジを最大何倍までかけることができるかは口座開設時に決めることができます。そして、実際の取引1回1回でレバレッジが何倍かかっているかは、取引きごとの「ロット」という取引量で調整できます。(ロットや取引の詳細については別記事で詳しく解説してあるのでぜひご覧ください。)
ん?となった方。安心してください。私も最初ここで引っかかりました。笑
レバレッジで動かせる資金量が変わるのに、ロットで取引量を調整する。。ややこしいですよね。
わかりやすく自動車に例えると、
レバレッジとは、その車が出せる「最高速度」で、ロットとは「走行時の速度」のことです。
そして2点目。レバレッジはかけかたにより、最高の武器にも、最悪の悪魔にもなります。
最高の武器として、うまく利用すれば大きく儲けることが可能です。
最悪の悪魔とは、使い方次第では大きく資金を減らしてしまう可能性のことです。
車でも「一般道を最高速度で走り続ける」なんてことがないように、FXでも「常に最大レバレッジをかける」ということはほとんどありません。
そのため高すぎるレバレッジは一般的には良くないものとして捉えられています。
ですが、車の最高速度と同じく、運用方法、トレード手段によってはレバレッジが高い方が有利である場合もあるため、初期設定のレバレッジ上限は高いに越したことないです!
注文方法が多彩
FXはとにかく注文方法が多彩で充実しています。
各々の注文方法の詳細は尺長のため本記事では割愛しますが、これらの注文方法をうまく使いこなすことで、自分の生活スタイルに応じたトレードスタイルを確立することが可能です。
PCやスマホに張り付いていなくても思うままに買ったり売ったりできるのはとても魅力的ですよね。
銘柄数が少ない
銘柄とは取引をする金融商品のことです。
FXでは銘柄のことを2つの通貨の交換レートのため通貨ペアと呼びます。
通貨ペアの種類自体はメジャーなものからマイナーなものまで多種多様ですが、実際に取引対象として諸々のリスクを考えると多くても10〜20程度の通貨ペアで十分すぎる取引ができます。
株や先物のように、数知れない選択の中から「次はどの銘柄をどう取引しよう、、」と右往左往することがなくなります。
世界経済に詳しくなれる
今、世界は景気がいいのかどうなのか?
普段何気なしに暮らしていると、あまり馴染みがないですよね。
ワールドニュースとして取り上げられるものも、悲惨な事故、事件、どこかの大統領が変わったとか、また北の国がミサイル発射したとか、、それら以上に日常的に報道されている経済や景気のニュースにはなかなか関心が寄らないものだと思います。
でも、FXを始め出すと一変します。なにせ自分のお金がかかっていますからね。笑
世界経済に詳しくなると、普段の取引が上達するのはもちろん、仕事や生活にも役立つことが大いにあります。
例えば、
今大きな買い物をしようとしています。でも物価が高いです。
いつ頃に買うのがベストかな?
もしくは、お宝を買取してもらう際に、いつ売るのがベストかな?
と考えた時。
世界経済のサイクルが分かれば有利に取引できます。魅力的ですよね。
《PS. 参考までに上の例えの簡単な考察を載せておくのでお暇な人だけどうぞ↓↓》
この記事を書いている今は、日本はインフレ(物価上昇)のピークにあります。
ですが世界的なインフレはすでにピークアウトしています。
少し前から世界各国の中央銀行は金利の引き上げにより、コロナ禍でばら撒いたお金の回収にあたっています。(日銀は行っていません)
インフレのピークアウトとは、その効果(金利引き上げ)が如実に現れてきているということです。
では日本のインフレはいつピークアウトするか。
答えは簡単です。世界の動きから推測できます。
日銀が金利を引き上げてから、世界が金利引き上げからインフレピークアウトまでにかかった期間を参考にすれば良いですよね。
まとめ
1. 少ない元手で取引できる
2. 取引コストが安い
3. 24時間取引が可能
4. 買い/売りの両方から取引できる
5. レバレッジの自由度が最高クラス
6. 注文方法が多彩
7. 銘柄数が少ない
8. 世界経済に詳しくなれる
ざっとここまできましたが、どれも欠かせない魅力ばかりですよね。
この記事が少しでもFXライフの糧となれれば幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!